やまもとワイナリー思い出アルバム

第一回:「ひよっ子醸造スタッフ、ワインの先生方に弟子入り!」

いちごでワインを作ろう!

震災から五年。山元町には震災前盛んだったいちごの生産が徐々に増え、活気が戻りつつあった。

そんな中持ち上がった「いちごワインプロジェクト」。

「農園のいちごでワインをつくろう!」

社長の口からその言葉が出てきた時、そんなことできるのだろうかと思った。

配属された醸造スタッフは、ほとんどが醸造未経験で、右も左もわからない。

「そもそも、いちごでワインって作れるの?」

いちごワインに合う酵母って? いちごワインをいろいろ試作!

私達はまず、発酵を専門とした研究を行なっている、宮城大学・金内教授の研究室の扉を叩いた。

ワインを作る際に重要な一つの要素は酵母だが、その種類は数百種類とある!

いちごにどんな酵母が合うのか、見当をつけるところから始めなくてはならなかった。

まずはいちごに合いそうな酵母を数種選んでもらい、醸造試験を試みた。

なんじゃこりゃー!

同じ原料を使っているのに、酵母によって色や香り、そして味が全然違う!

中にはまずくて飲めないようなワインも出来上がる。

酵母だけでなく、いちごの品種、へたの有無でも、いちごのワインは異なる色・香・味わいを見せた。

要素一つで、いちごのワインはいかようにも変わりそうだ。

「醸造って面白い!」

次に私達は、醸造のノウハウを学ぶべく、ワインの本場・山梨県のワイナリー「東夢(とうむ)」へと足を運んだ。

先生直伝の醸造ノウハウ

教えて下さるのは数十年にわたりワイン醸造をされてきた、ワイナリーの大先輩で、先生だ。

ほぼ醸造初心者の私達にも、先生方は親切に教えて下さった。

ワイン醸造の基本、分析の方法、帳簿の付け方など、覚えなくてはならないことはたくさんあり、メモに質問に忙しかったが、充実した研修期間だった。

何よりも、ワインの醸造を身近で見て、お手伝いできたのは大きな収穫だった。

私たちの目指すいちごワインって?

研修を経て、いちごでもワインを作ることはできると学んだ私達が次に考えるべきことは、

「どんないちごワインを作りたいのか?」

ということだった。

おいしいのはもちろん、そのほかにどんな部分を推せるだろう?

悩む日々が始まる。

それについてはまた次回!

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